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パリ・オペラ座松竹大歌舞伎 

ヨーロッパでは日本で桜の開花がニュースになることがニュースとして取り上げられている今日この頃である。今年も日本の桜は見られなかったが、その代わりに日本でも珍しいという豪華な配役の歌舞伎公演を見る機会に恵まれた。パリ・オペラ座での松竹大歌舞伎である。いつものまばゆいオペラ座に入ると、柿、黒、萌葱の定式幕(じょうしきまく)がかけられており、共に四百年の歴史を誇る歌舞伎とオペラの劇空間がなかなかすんなりと共存していた。

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市川家に伝わる歌舞伎十八番「勧進帳」では市川團十郎と海老蔵父子が交代で弁慶と富樫を演じ、ロンドン公演にも出演していた亀治郎が義経、という配役である。「口上」では一座の幹部俳優9人全員がかみしも(裃)姿の正装で初お目見えのご挨拶をフランス語でこなし、市川家伝統の「にらみ」を団十郎が披露した。

もちろん花道などないガルニエの舞台は歌舞伎座のそれより横幅が狭いだけでなく、天井が高く、色々工夫が必要であったらしい。普段はオーケストラが入る部分に所作台をかぶせ、観客席の真ん中の通路が花道の代わりである。

フランスのメディアでは今回の公演の劇評よりも歌舞伎の世襲制度をもの珍しく紹介している記事が多いようだ。いくら評論が好きなフランス人でも、演技を評価出来るほどの歌舞伎通のジャーナリストはまだ少数なのかもしれない。歌舞伎を目新しいものとして取り上げるだけではなく、ひとつの芸術として品評できる目をこの国で養うには後どれくらいの歳月がかかるのだろう。

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最後の狂言は「紅葉狩(もみじがり)」。戸隠山に住む「紅葉」という鬼女が紅葉の下で宴を催す美女に化けて、、というあらすじの舞踏の大変美しい華のある演目である。ただ花盛りのこの時期にどうして「紅葉狩」なのだろう、という疑問が日本人として残った。でも桜の開花がニュースになることがニュースになるこの国では私の疑問自体が疑問となることだろう。
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コメント

かわいい帯揚げ

 全チケット売り切れの歌舞伎に、行かれたのですね!確かに、春に紅葉の出し物はちょっと残念ですね。
 ところで今回は、お召し物の説明はないのでしょうか。。。v-239
 帯揚げが優しい色合いのものが多くなってきたとおしゃっていたので、お写真拝見してなるほど…と、納得しました。帯も柄が凝っていますねえ。あかねさんは、いつも上品なコーディネイトで、素敵です!
 

待ってました

あかねさんが歌舞伎にいらした時の装いを拝見するのを楽しみにしてたのは私だけではないでしょう。
一番お似合いになるピンクを上品に豪華にまとめていらしてとてもとても素敵です。着物姿もとても多かったと聞きましたが、何十人何百人もいる中でもすらっとお綺麗なあかねさんは目立ってらしたにちがいありません。

私もパリまで行こうかしらと思ったのですが、「紅葉狩り」を去年の秋に歌舞伎座で(同じ海老象さんで)観てしまったので、ちょっと迷っているうちに切符はあっという間に売れてしまったようです。日本で日本人向けにたくさん売ってたのでしょうが、行きたくても行けないフランス人がたくさんいるわけで、それではなんのためのパリ公演なのか甚だ疑問です。
あかねさんもいらした去年の6月のロンドンでの海老蔵公演は会場が小さくてまるで田舎の芝居小屋みたいでしたし(だからあまり魅力がなくて日本から来た人は少なかったのはよかったのですが)、歌舞伎の海外公演はなかなか難しいような気がします。

あかね様

ご無沙汰しておりました!

オペラ座に定式幕のとりあわせ面白いですね。

海老蔵の紅葉狩は私も見ました。迫力がありました。

そうそう、あかねさんも行かれた「志村ふくみの紬織りを楽しむ」展、やっと先週の土曜日行きました。東京からドライブで朝7時にでて1時頃着きました。

展示替えの第3弾目であかねさんがご覧になったのとは違うと思いますが、着てみたいのが2、3枚ありました。

さすがに、着物姿の人が多かったです。

草木染めの色鮮やかなのにはおどろきでしたね~。

わたしもわたしも!!

きゃ~!わたくしも待っていましたとも!!上品で可愛らしくて、きゃ~本当に素敵ですv-351椿姫さんのおっしゃっておられる通り、きっとオペラ座でもすごく目立っておられたでしょうね♪♪帯まわりがすごく春らしくて、眼福眼福です!!

オペラ座と定式幕、とても面白いですね。歴史ある力強いもの同士は、互いに負けてしまわない感じがあって、とても興味深い光景のお写真!有難うございます♪♪

舞夢さんも楽しみにされていたお召し物の説明、ウフ♪私も楽しみにしてるんですよ~♪♪

富樫と弁慶

親子で交互に演じるということですが、どちらもご覧になられましたか?
その感想はいかがでしょうか?
富樫の奥の深さ 若い海老蔵丈はどのようにこなしておられたでしょうか、興味のあるところです。

帯締めの若草色は新芽、そして、きものは桜をイメージでき、とても春らしい、そして、歌舞伎のパリ公演を寿ぐ装いですね。
帯揚げはき○やさんの絞りですか?
きものの裾模様を拝見したかったです。

e-241yさま
はじめまして!

今回の歌舞伎にはフランスと日本だけではなく、ヨーロッパの他の国からもいらしていたのですね。

やはり海外での舞台は日本より小規模になりがちですが、今回の公演はシャイヨー宮殿での海老蔵襲名式の時よりも数倍華やかで見ごたえがあったように思います。日本文化を世界に普及する、という目的もさながら、やはりヨーロッパまで来てもらえるのは海外在住の邦人にとってはありがたいですよね。

リンクはもちろん問題ありません。
どうぞよろしくお願いします。

e-241舞夢さま
こんにちは!

どうもありがとうございますi-176
帯揚げは2つ前の記事「女心と秋の空」の一枚目の写真で右から2番目のものです。京都のきねやさんで購入しました。
この着物は説明するほどのものでもないんですよ。去年の友人のブライダル・シャワーで「ピンク着用」だったため、急いでパリの古着屋さんで買ったものなんです。帯も実家の箪笥の中にあったもので、何にでも合う優等生なのですが実は糸が少しほつれていたりして。。あはは。

でも褒めていただいて嬉しいです!

e-241椿姫さま
こんにちは!
もったいないお褒めの言葉をいただき恐縮です。。

そうですか、ご一緒できたら嬉しかったのですが、もうすでに本場でご覧になったのですね。

今回の公演にも日本からのツアーの方が沢山いらしていたようです。お着物の方がその分多くて雰囲気を盛り上げてくださっていました。

私はいつもこのような海外公演のときの日本と現地のメディアの報道の内容にギャップがあるのに違和感を感じています。「客席は8割以上フランス人が埋め尽くし、団十郎の六方に観客は感嘆の声を上げ、ブラボーという声と共に拍手がいつまでもな鳴り止まなかった」などという日本の記事を読むと何か少し不自然な感じがしてしまうんです。。

e-241小雪さま
こんにちは!
コメントどうもありがとうございます。

「紅葉狩」はやはり見せ場が多く華やかな演目だから選ばれたのかな、と思いました。さすがに綺麗な舞台でした。尾上菊五郎さんも素敵だったのでしょうね。

パリのオペラ座は毎回行くたびに綺麗だなぁと思えるんです。そんな場所も珍しいですよね。着物もドレスに負けずに似合う場所だと思います。いつか遊びにいらしてください。

e-241うやさま
ご無沙汰しております。
お元気でお過ごしですか。
東京は雪が降ったと聞きました!まさに花冷えですね。

志村ふくみ展に行かれたのですね。本当にあの色の艶やかさには私もびっくりしました。他の紬も是非見てみたかったです。

e-241いしのすけさま
こんにちは!
どうもありがとうございます。

いやぁ、今回は日本からの素晴らしい和装姿の方が沢山いらっしゃっていましたので私のパリ仕込み着物ではとてもとても太刀打ちできませんでしたよ(笑)

歌舞伎とオペラの舞台のフージョン、面白いですよね。私もこういうの大好きです。

e-241春吉さま
こんにちは!
私が見た日は団十郎が弁慶、海老蔵が富樫でした。イメージ的にこの配役のほうがぴったしな気がするのですが、両方見れたら面白かっただろうなぁと思います。

着物と帯締めの色はおっしゃる通り、桜を意識してみました。帯揚げもおおせの通りです!今回は桜の帯を締めている方が多くて、やっぱりこういう季節感っていいなぁと実感しました。

お着物は本当に大したものではないんですよ。四季の草花が淡い色調で描いてあるものです。あまりにも「若葉マーク着物」という感じで、ちゃんとお見せするのは恥ずかしいくらいです。。

こんにちは!
先日、パリのオペラ座で歌舞伎が行われるというニュースを拝見しまして、
あかねさん行かれるのかしら?と、思っておりました。

桜色のお着物と、グリーンの帯締めが、とてもお似合いです。

e-241カサブランカさま
お返事が遅くなってすみません。
今週末はイースターで3連休でした。

最近、在仏邦人の間でオペラ座の歌舞伎が良く話題に上がっています。「火曜日の公演では団十郎さんが口上でフランス語を間違えちゃたんだって」とか、たわいもないのですが。。今回は5回だけの公演で行けなかった人も多かったようですが、又是非帰ってきて欲しいなぁ、と思っています。

素敵な帯

お久しぶりです。
素敵な帯ですねえ、うっとり!
ご実家の箪笥は宝の箱なのですね。
ピンクの着物にとても品よく似合っています。ブラボー!
團十郎さんの弁慶でよかったですね。私も1月に松竹座で團十郎さんの弁慶、海老蔵さんの富樫を観ましたが、あの富樫の浅葱の衣装は海老様にぴったりでしたし、豪快で愛情深い弁慶は團十郎さんそのものって感じでしたもの。
でも、素敵ね、オペラ座で歌舞伎を観るなんて、最高の気分でしたでしょ。
掛け声とかはなかったかしら?日本からもたくさんいらっしゃったんだったら、少しはあったかしら。私、あの掛け声、大好きなんです。舞台と掛け声がコラボして、歌舞伎がぐんともりあがるんですもの。

春らしい

ほんのりピンクのお召し物が春らしくてステキですね。
パリ公演、blog友さんが行く予定で断念されてました。
時間が許せば代わりに行ったのに~って(笑)。

勧進帳、海老さまと幸四郎さんと2回観ましたが
修行が足りないせいかいつも気が遠くなります(^-^;

同じ日に

はじめまして。以前よりときおり拝見させていただいております。
ガルニエでの歌舞伎公演、私も母から譲り受けた着物持参で、日本からまいりました。

なんと、あかねさまと同じ日だったのですね。その前に同じガルニエでバレエを観ましたので、客席や幕間の様子も含めて、それぞれに対照的で興味深かったです。

ガルニエでの公演は今回にかぎらず、すぐに売り切れてしまうことが多いようで、日本で日本人向けにたくさん売ったということはないと思いますが、それでも、全日観るという熱心なかたがたもおいでのようで……(^^;。私も個人的には、もっと現地のかたに観ていただきたいと思うのですけれど。

余談ながら(横レスですみません)、富樫の衣裳は正確には浅葱ではなく、納戸(なんど)色ですね。浅葱に比べてやや濁りのある色合いが、富樫という役柄にとても合っているように思います。

e-241キアラさま
こんにちは!
この帯は本当に何にでも合って、重宝しているんです。
おっしゃる通り、海老蔵さんにはあの綺麗な色が本当にお似合いでしたね。今回の歌舞伎はオペラ座にも負けず豪華絢爛でした。私は今一聞こえなかったのですが、かけ声の方もちゃんといらしたようです。

e-241やっぴーさま
こんにちは!
どうもありがとうございます。
まぁ、パリにいらしていたかもしれないのですね、残念!お会いできたかもしれないのに!
でも気が遠くなられるのですか(笑)パリまでいらして気が遠くなられるのもね、なんですものね(笑)^^

e-241恋音さま
はじめまして。
コメントどうもありがとうございます。日本からいらしゃっていたのですね。どのようなお召し物だったのでしょう。。おそらく日本からだと思われる素敵なお着物の方を沢山お見かけしました。

そうですね、オペラ座は席をとるのがなかなか難しい時も多いようです。いい公演ももちろん、オペラ人口も多いような気がします。

「納戸色」とは初めて耳にしました!勉強になります。どうして「納戸」なのか勉強してみたいと思います。^^

あかねさま、さっそくにレスいただいて恐縮です。
淡い地色の付け下げに飛鳥間道の帯でできるだけ品よく、と心がけたつもりですが、中身が生来の粗忽者なので……(苦笑)。

色の和名については、関連書籍やサイトなどを見ていると驚くほど細かく分かれていて、昔の日本人の感覚の細やかさにあらためて驚かされます。先日、呉服店の若い店員さんに「浅葱」といって通じずに驚きましたが、歌舞伎の裏方さんのお話を伺うと、プロの世界でも昔の微妙な色合いの違いがわかるかたはとても少なくなっているのだそうです。
季節感とともに、こういう細やかさは大切にしたいと思うのですけれど。

長々と失礼いたしました。今回初めて訪れて、パリの街の美しさが大好きになりましたので、これからも楽しみに拝見させていただきますね。

e-241恋音さま

飛鳥間道の帯ですか!素敵ですね。

さっそく「納戸色」を調べてみますと、「物をしまっておく暗い部屋、納戸から。灰みの暗い青色」という説明が見つかりました。錆御納戸、高麗納戸、鉄御納戸などの名前がついた色もあるのですね。本当に、こんな名前を色に与えた日本人の繊細さは受け継ぎたいですね。

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