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ロッシーニ風甘い生活 

ローマに発つ直前に長靴の形をしたイタリア半島のふくらはぎの部分に位置するマルケ州のペーザロへ行っていた。日にちが前後するがこの街で知った雑学を覚書しておこう。

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アドリア海に面したペーザロはオペラ作家ロッシーニ(Gioacchino Antonio Rossini, 1792~1868)の生まれ故郷であるという。24歳のときの作品「セビリアの理髪師」でヨーロッパ中にその名声がとどろき、あまりの人気にウィーンでのベートーヴェンの人気をかげらせたというロッシーニ。彼は生涯に39のオペラを作曲し存命中はイタリアオペラの最も人気のある作曲家であったらしい。

しかし実質の作曲活動期間は20年に満たない。1829年に歌劇「ウィリアム・テル」をパリで初演し大成功を収めた後、突如音楽界から引退している。この時ロッシーニは37歳。それも引退の理由が料理に没頭するためであったという。彼はその後パリで高級レストランを経営し、ボローニャでトリュフを掘る豚を飼育する日々を過ごしたとか。

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そこで初めてなるほど、と膝をたたいた私。今でも「ロッシーニ風」と名付けられたフランス料理があるが、希代の美食家であったロッシーニのレシピが健在なのである。若くして富と名声を手にし、多くの女性と浮き名を流し、グルメ三昧に明け暮れたというロッシーニ。35歳で亡くなったモーツァルトや若くから難聴に悩まされたというベートーヴェンに比べてDolce Vita(ドルチェ・ヴィータ、甘い生活)を堪能しただろうと思うのは単純すぎるだろうか。

ペーザロのオペラ座は「ロッシーニ劇場」と名付けられている。あまりにも飾り気がないファサードのため一瞬前を通り過ごしそうになったが内装はさすがである。比較的小さな街にもこのようなオペラ座があるのがこの国らしい。思いがけず劇場に行ける事になり ローマにも持って行った黒の紗合わせと博多献上帯が役に立った。

いつかは開きたい豪華な夕食会のためにロッシーニ風レシピを1つ書き留めておこう。

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「Tournedos de bœuf Rossini」(ロッシーニ風牛フィレ肉のフォアグラ添え)

材料(2人分)
牛フィレ肉 2枚 (一枚100g)
生フォアグラ(ガチョウもしくは鴨) 100g
黒トリュフ 5g
トースト 2枚
マディラ酒 50cc
バター、小麦粉、塩、コショウ 適宜

作り方
1.フォアグラを2枚に切り、マディラ酒に一時間程つけておく。少し乾かし、塩・コショウした後、小麦粉を軽くまぶし、バターでソテーする。
2.フライパンにバターを溶かし、フィレ肉をレアに焼く。
3.マディラ酒を煮詰め、フィレ肉を焼いた時の肉汁とバターと小麦粉を混ぜたものを足す。4.トーストの上にフィレ肉、その上にフォアグラをのせ、トリュフを散らした後、マディラ酒ソースを全体にかける。
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コメント

絽紗合わせ?

今拝見して,思わず,凄いものを着て春~!!と驚いたのでとりあえず一言を。
白地の花模様?の絽を透かして見せる、黒系の紗を重ねた逸品。感動しました!

例のスイスにお住まいのご夫人の趣よ!素敵!

わ~

どうなっているの???
黒の紗のしたは何???
お花柄のお襦袢??それもと絽の着物???
え~、こうやって着る着方があるんだ。
勉強になります。

*akeさま、
こんにちは!パリもやっと初夏という雰囲気になってまいりました。i-1

この着物は買ったときに「紗合わせ」だということだったのですがそのような呼び方であっているのでしょうか。生地は紗のようで表から見ると黒、内側は赤なんです。

あの方も黒の紗に赤が透ける夏物を持ってらしたはずです!カタログにお写真が載っていたと思います。^^

*izumixへ、
これは重ねてるんじゃなくって着物がこういう柄やねん。裏の赤が表の黒にぼんやり透けててどういう技術で織った布なのか私も手でさわってもわからへんねんけど。。

前京都で芸子さんが控えめに銀の秋草の模様が入った真っ黒な紗を着てはったんを見てんけど白いお襦袢の赤い絞りの飛び花模様が透けて見えててすごい可愛かってん。夏物ってそういう着方もできるみたいね。

いろっぽ~い。

 私もお襦袢が透けているのかと思いました(笑)。
涼しそうで、ちょっぴりかわいらしいお色気も出せて、オシャレですね。あかねさんの日記は歴史&着物コーディネイト&グルメと、とっても勉強になり、お腹も満たされます。

渋くて、可愛らしくて・・!!

あかねさん、こんにちわ。なんて素敵な可愛らしい着姿でしょう♪♪パリのマダムの赤の使い方のお話をこの前教えて下さいましたが、そういうエッセンスのお洒落ですね・・大好きです!渋いのに可愛いらしさが見え隠れする感じ・・きゃ~♪♪

ロッシーニ風というレシピ、そういえば聞き覚えがあるように思いました。そういう事だったのですね・・37歳での引退、ドルチェヴィータ、とても興味深いお話でした!

ロッシーニ・ファンとしては

ロッシーニは、オペラを含むクラシック音楽の有名作曲家の中で、若くして成功してその報酬で長生きして人生を楽しんだ極めて珍しい人です。あっさり音楽活動を止めてしまったのは勿体無かったですけど。ファンとしては、生活苦で必死にもっとたくさんオペラを書いて欲しかったですけどね。
ペーザロはオペラファン、特にロッシーニファン(私もそうです)にとっては憧れの地で、そのこじんまりしたオペラハウスでロッシーニの得意な一流歌手(特別なテクニックが要るので難しいんです)の歌を聞くのが私にとっても夢です。

*夢ごこちさん、
褒めていただいて嬉しいです。とても気に入っているお着物なのですが、この帯以外なんかしっくりこなくって。帯も同様で他に合う着物を持っていないんです。帯締めもいつも同じ。着物コーディネイト、なかなか冒険できなくってまだまだだなぁと思います。

*いしのすけさん、
ありがとうございます。そうなんですよね、またまた赤がポイントです。黒地に赤が見え隠れするんです、この着物。

ざっとロッシーニの経歴を見ただけですが本当に軽々と甘い人生を生きてみせたような印象を受けるんですよね。色々な人生があって面白いです。

*椿姫さん、
ペーザロでは「ロッシーニ・オペラ・フェステバル」という音楽祭が開催されると聞きましたが椿姫さん、行かれたことありますか?

椿姫さんはロッシーニの作品のファンなのですね。彼自身の事はどう思われますか?「セビーリャの理髪師」を13日で書き上げたというロッシーニの嘘のような生き方。粋な人生を生きた天才作曲家という私の単純な解釈でいいのでしょうか。

肥満体だったようですが

あかねさん、
ロッシーニは人生を、とくに食べることをたっぷり楽しんだ幸せな人です。でも当然というか、かなりの肥満体だったようです。
でも、あんな才能ある人が食道楽に走ってしまって、グルメ界にはよかったかもしれませんが、オペラ界にとっては損失でした。

ロッシーニ・フェスティバルはとても有名で、もちろん行きたいのですが、まだ行ったことはありません。切符取るのも大変みたいですし。

私もパリで時々オペラに

はじめまして。
偶然あかねさんのグログに迷い込み、その美意識の高さとセンスのよさに魅了され、すべて読ませていただきました。
実は私も京都出身、パリ住まい。(でも歳はずっと上)
あかねさんの優雅でかつ充実した生活から比べると、なんてみすぼらしい・・・と自分でも恥ずかしくなります。
着物、いいですねー。憧れます。でも私はフランスには1枚もなくて・・・母が持ってゆくのをなんとなくいやがったので。
でも今度自分で買って、フランスに持って来ようと思っています。
次の記事、楽しみにしています。

*椿姫さん、
本当に、晩年の写真を見るとフォアグラ三昧の毎日を過ごしていた感じがします。グルメ史とオペラ史、両方に名前を残した方なんですね。

ペーザロは少しアクセスしにくい街ですが「ロッシーニ・オペラ・フェスティバル」には世界中からオペラファンが集まるのでしょうね。

歌うのにテクニックがいるというロッシーニの作品、次回はそんな部分も気をつけて聞いてみたいと思います。

*sottovoceさん、
始めまして。嬉しいコメントありがとうございます。同じ京都出身パリ在住とは奇遇です。

オーケストラでヴァイオリンを演奏していらしたのですね。sottovoceさんこそ正に優雅です。私はピアノの練習を再開しようと思い、買った電子ピアノが埃を被っている状態ですから優雅とはほど遠いんですよ(笑)

又そちらにも遊びにいかせてください。

あかねちゃん、みなさんのコメント同感で、今回のお着物も本当に可愛いくって素敵~!もしも人生の中で万が一、でも万が一、お着物きる機会があったら、あかちんに着付けしてもらいたいよ~、もちろんっ!あかちんは又小旅行ですか?お仕事かな? 果林は6/17-6/25までジュネーブに行って来るよね~、、、

*かりんへ、
どうもありがとう。
ねぇ。万が一かりんの着付けができれば光栄です。
うちはロンドンに行っててん。今回は遊びです。
ジュネーブ行くの?パリにストップオーバーしないなんて殺生です。。パリの上を通る時せめてテレパシーを送ってね。

あかねさん、こんばんは!

改めて、エントリーを拝読してしまいました。

なるほど~(-_-*)

この牛フィレ+フォアグラという組み合わせ自体が
もともとはロッシーニ考案のものだったのでしょうか。

先日ボルドーで頂いたのは、なんというか…素朴な感じだったのです。
地元の方が、地元の牛と地元のフォアグラを組み合わせちゃった、
という感じの。

ネットでロッシーニ風の定義をちらりと見てみたのですが
どれもやっぱりトリュフが散らされているような気がします。

ロッシーニ本人に直接聞いてみたいところですね(;´д`)ゞ

でも、こういうのって謎解きみたいで楽しいです。

それにしても、あかねさんって着物美人でいらっしゃる上に、
本当に博識で引き出しをたくさんお持ちの方ですね。

いつもこちらに来るとウットリしてしまいます。

*sayagataさん、
おはようございます!今日は雨ですね。
そうですか。素朴な感じだったのですか。材料の値は張りそうですが、レシピ自体はシンプルなものですものね。ロッシーニ風というとフォアグラとトリュフ、というのがやはり典型的な形のようです。でもただ単にこの2つがロッシーニの大好物だったというところに行き着くような。。彼の晩年の写真では成人病以外なにものでもない体型をされています。

私が博学だなんてとんでもない。。わからないことや知らないことが沢山あるのでちょこっと調べて自己満足してるだけなんですよ。

真似しちゃいました!

古い記事へのコメントで恐縮ですが、あかねさんとそっくりの着物を名古屋の古着屋さんで見つけたので、即買ってしまいました! 
表から見ると透けてるのに、赤い裏から見るとそうでもなくて、ほんとに不思議な着物です。

それに、白地に赤い献上帯も買ったのです。こちらは夏物ではありませんが、やはりあかねさんがここで締めてらして素敵だなあと思って真似したものです。

いつかお揃いでどこかの街を一緒に歩けるかもしれませんね? 

もうすぐ日本ですね。私とはすれちがいでしたが、楽しんで来て下さい。

*椿姫さま、
そうですか、お揃いですか!光栄です。^^
パリでは毎日雨で着物から少しご無沙汰してしまっておりますが、日本で着れるのを楽しみにしてるんです。
この黒赤着物も持って帰って着ようと思って。私も古着屋さんで買いました。帯は弘法さんで見つけたのですが、ローマで大宗匠に「博多献上やっぱりいいねぇ」とコメントをいただき、突然宝物となりました。(笑)
椿姫さんの黒赤着物お姿、アップされるの楽しみにしていますね。

こんにちは。
イタリアいいですね。
赤のポイントがきいた黒の夏着物、素敵です!!
あかね様のブログの更新、まるで月刊雑誌をこころ待ちにしているかの様に、楽しみにしてるんですよ(笑)

豪華な夕食会で、こんな素敵なお料理なんかが、もしでてきたら何枚も写真におさめるでしょうね♪

カサブランカさま
こんにちは、大変ご無沙汰しております。嬉しいお言葉ありがとうございます。

仕事の都合やうちのインターネットの調子が悪いこともあり、すっかりブログの更新を怠ってしまっています。気持ちに余裕がないと着物からも遠ざかってしまうようで最近はお着物を着ていないこともあるのですが。。コネクションが復活次第、また色々ご報告させてください。

とてもお似合い!

あかねさんは本当にお着物がお似合いですね。ペーザロのオペラ座に一歩もひけをとりません。素敵!
実は先日、初めてパリを訪れ、あまりの立派さに圧倒されてしまいました。でも、街行く人たちはとても質実で、日本人のブランド志向がかなり恥ずかしかったです。

キアラさま
うちのインターネットがずっと繋がらず、お返事が遅れて大変申しわけございません。
このような不便なことがしょっちゅう起こるのもフランスですが、街並みは何年いても綺麗だと感心します。パリにいらしていた間はお天気はいかがでしたか。この一ヶ月は肌寒い日の方が多かったくらいでしたが、一ヶ月後には日本ですので夏気分を少しは味わえるかな、と思っております。

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