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中國新年とエトランジェ 

2004年は「フランスにおける中国の年」であったが、その年の中国のお正月にエッフェル塔が真っ赤にイルミネートされたのは私の記憶にまだ新しい。

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中国新年の夜はいつも爆竹の破裂音が鳴り響き、爆竹の紙が散乱した翌朝の街路は赤いじゅうたんをひいたようだ。今年の中国のお正月は西暦でいう1月29日。15日後の元宵節までお祝いが続くそうだが、昨日は毎年恒例のパリ中華街新年パレードが開催された。

パレードに着物で出かけようとする私を危ないと止める友人を見て、数年前の中華街での出来事を想いだした。私は日本人だからという理由で個人的に中国人に嫌な態度を取られたようなことは一度もないが、東洋人であるがために不愉快な思いをしたことは数回ある。

普段なら中華街を抜けるバスに乗っていた。運転手さんのアナウンスが入る。「中国新年パレードのため、チャイナタウンを通らず、迂回いたします。」その時、隣にいたマダムが私に向かっていきなりこう言ったのだ。「よその国に住まわせてもらっている外国人の分際で私達フランス人にこんな迷惑を掛けるなんて敬意がないのも甚だしい」

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降りるはずだったバス停が中華街にあったのだろう、とりあえず東洋人である私に不快さをぶつけてみたらしい。結局マダムは周りにいたフランス人の乗客や私の友人のブーイングに会い、文句を言いながら次の停留所で降りていった。

彼女が使った「étranger、エトランジェ」は「外国人」の他にも「よそ者、部外者」などといった意味を持ち、語源は「étrange、エトランジュ=奇妙な、風変わりな、(古) 恐ろしい」である。欧州他国のこの言葉にも同じ傾向が見られるようだがあまり好きになれない言葉である。

photos: SNTE/EDF/Christian Bamale et www.xpo-photo.com
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コメント

こんにちわ、はじめまして。突然のコメント失礼いたします。いつも楽しみに日記を拝見させて頂いている者です。

昨年終わりごろより、急に着物熱にとりつかれております。こちらには「京都で着物暮らし」から伺い、以降ずっと遊びにこさせて頂いておりました。あちらのページ大ファンで、拝見しては着物熱をヒートアップさせています(笑)。

パリでお着物とはとても素敵ですね!そしてお召しのもの、いつもすごくシックで素敵!わたしも昔子供の頃フランスに住んでいました。いつかわたしもパリで着物、やってみたいです(うっとり~)。わたしも亡くなった祖母の箪笥、使っております。着物や帯も今のところ全部祖母のものです・・そもそもは祖母が亡くなり着物の行く末に危機感を覚えたのが、着物熱の序曲でした。

ところで「エトランジェ」にはそういった意味合いもあるのですね・・確かにちょっと排他的な言葉のニュアンスを感じる事もあった気がします。ガイジンみたいなものなのかしら。でもガイジンは欧米人を表す事が多いから、ちょっと違う感じかもしれないですね。

バスの中の出来事、どっと疲れるマダムですね・・でもまわりの仏人達がちゃんとブーイングするところ、素晴らしいですね。日本でしたら見て見ぬふりになってしまいそうです。

これからも日記楽しみに拝見させて頂きます。どうぞよろしくお願いします♪

いしのすけさん
始めまして。書き込みどうもありがとうございます。昔フランスにお住みになっていたんですね。着物類がすべてお婆さまのものだなんてすごい。私は書いていたように父方の祖母のきものは何も残っていないので羨ましいです。

本当に、「外人」っていうのもね、使うのに抵抗がある言葉です。差別用語としてとらえるかどうかで議論があると聞きました。広辞苑によると「外国人」のほかにも「疎遠な人、敵視すべき人」という意もあるそうです。

でもおっしゃるようにその時は周りの人が私の肩を持ってくれたので嬉しかったです。もし見て見ぬふりをされていたらフランス人に対する見方が影響されていたかもしれません。主観的に国民性なんてあってないようなものを判断してはいけないのですが。よく聞きますよね、観光客がたまたま入ったパリのカフェで一人のウェイターにたまたま不愛想な態度を取られて「フランス人なんて大嫌いだ!」って(笑)

又遊びに来てくださいね。これからもどうぞよろしくお願いします。

あかねさん

お返事、有難うございました♪嬉しいです♪♪

>着物類がすべてお婆さまのものだなんてすごい。私は書いていたように父方の祖母のきものは何も残っていないので羨ましいです。

私も、着物はなんとか救い出せたのですが祖母宅はお茶室も含めて全部解体、無になってしまいました(涙)・・。モノの形では残らなくともわたしが茶道始めた事で受け継がれているじゃない、と言ってくれた友達がいて、あ~いい事を言ってくれるなあと思いました。

そうなんです、和文化が日常であった世代のものが失われていく事に危機感を覚えたのが、茶道や着物を始めるきっかけとなったのでした。もしかしたら、そういった危機感がなければ、始める事はなかったのかもしれないと思うと、出会いとは不思議なものだと思いました。

>主観的に国民性なんてあってないようなものを判断してはいけないのですが。

おっしゃる通りですね!この事はとても危険な事ですものね!!

カフェ等のたまたまの不親切な対応でアンチフランスになってしまうのは残念ですね・・。カフェでは変な人は徹底的に変だった事ありましたが、皆わりとそっけなくはあるけれどきびきびと働き、気持ちがよいと感じる事のほうが俄然に多かった気がします。

ではでは、あかねさんの日記、また楽しみにさせて頂きますね♪(お着物やお写真の素敵さもさることながら、あかねさんの視点や文章がとても素敵で楽しみにしてるんですよ~♪)

この出来事

あかねさん、とても嫌な思いをなさって大変でしたね。そんなことは滅多に起こることではないと思います。私は20年以上ロンドンに住んでますが、外国人日本人だからといって特に差別された経験はありません。あまりに外国人が多いですから。
でも今回は回りの方々がサポートして下さったということに感心しました。そういう意味でこの出来事はもしかしたら良い出来事だったとも言えるのではないですか?

いしのすけさん、
私の祖父母の家もちょうど一年前に取り壊されたんですよ。解体される前に見に行ったんですけどとても寂しかったです。その時に箪笥を父が救出してくれたんです。木の建築は石の建物に比べて寿命が短いと言うこともあるようですが、日本の街づくりは古いものを取り去ってその上に新しいものを建てていくというのが基本になっているようであーもったいないなぁ、と思うことがしばしばあります。

でも本当に、いしのすけさんが茶道を始められたり着物に興味をお持ちになったのはお婆さまがお残しになった無形遺産ですね。

椿姫さま、
20年以上のロンドンで嫌な経験が一度もないとはいいですね。私はアメリカとフランス合わせて15年ですがこの出来事をあわせて後味の悪い思いは3,4回。多いのか少ないのか、でも本当にチャイナタウンの時はサポートしてくださった人の方が多かったですし、もうこれは椿姫さんのおっしゃるとおり、いい事だったとします。(笑)

あかねさん

あかねさんも、おじいさまおばあさまのおうち取り壊しされたのですね・・お寂しい気持ち、お察しいたします(;o;)その時にお父様が箪笥を救出なさったのですね、素敵なお父様ですね。それから・・おばあさま、ものすごくおきれいな方だったのですね!!魅力的な笑顔、とても素敵な方だったのでしょうね。

日本のスクラップアンドビルト文化、わたしももうちょっとどうにかならないのかなあ~といつも思います。パリの街とは対極ですものね・・。

ではでは、またお邪魔させて頂きますね♪♪

私たちの家も危なかった!

実は私が今住んでいる大正期の古い家は取り壊しにあっていたかもしれないのですよ!!

家族でアメリカから帰国して、3人の子と義母で住むには不便で個室が足りなくなって、アメリカ的なコンクリートのシンプルなハウスに立て替えようということになり、ハウジングセンター巡りをしました。

でも、知り合いが「壊してしまったら、こういう家はもう2度と今の時代には建てられないっよ」とウチのぼろ家を惜しいと言ってくれたのです。

おかげで、色々考えて、断念し、改装を重ねて木の家を受け継いでいます。家のメンテに経費がかかり過ぎますが・・・
着物と一緒で、どうも受け継ぎ役ばかりで(笑)。
いまとなれば、この木造の家が住み易いと思えるようになりました。
「ロハス」の件も、おかげで日常生活からいくらでもアイデアがわきます(笑)v-218

いしのすけさん、
ありがとうございます。
私もこの祖母の写真、気に入っていて。これはお嫁入り前に撮ったものらしいです。又いしのすけさんのお婆さまのお話も聞かせてくださいね。

akeさま、
akeさまの京都のおうち、本当にいい木造のおうちですよね。もとの形を残しながらも住みやすいよう工夫されていて関心しました。大正時代のものなんですか!取り壊しに反対されたお知り合いの方、いいことをおっしゃる方なのですね。

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