スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

花冷のパリにさくら咲く 

春分を目前にパリでは週末に霰(あられ)が降り、今朝は牡丹雪が散らついた。寒の戻りにも負けず、職場の庭園で頑張って開花しているのは日本からの寄贈品の染井吉野と八重紅枝垂(やえべにしだれ)である。堂々とした幹に白に限りなく近い淡紅色の花をつける染井吉野にも惹かれるが、あふれ出る花を重たそうに持ち、たおやかな曲線を作る枝垂桜(しだれざくら)が私はとても好きである。

sakura1.jpgsakura3.jpg

「枝は伸びると重力によって下に垂れそうになるが、ふつうの植物にはそれに打ち勝つだけの力があり上(太陽)に向かって伸び続ける。しかし枝垂桜にはその力がなく、人間が支え木などをして育てていかないと大きくならない」と、ある花のサイトにあった。頼れるものには頼る、というこの枝垂桜の末っ子根性がなかなか私の共感を誘う。

そんなことを考えていた矢先に枝垂桜意匠の塩瀬帯をネットで見つけた。新潟県五泉市産の生地は薄いクリーム色に染められている。優しい色とあどけない雰囲気の枝垂桜がとても気に入ったが、絶対に必要なものではない上に締めれる時期に限りがありすぎてオーダーをためらっていた。

272658up1.jpg272658up3.jpg

散々悩んだあげく、来月にせまった私の誕生日に両親からプレゼントしてもらうという案に無理矢理たどり着いた。来春こそは桜の帯を締め、日本の季節をまとえると思うと今から楽しみである。今だにこうやって親を頼るところが支え木を必要とする枝垂桜っぽい、などと自評してみたところで誰も感心してくれないであろうし、枝垂桜も迷惑かもしれない。

photos: kimonoichiba.com
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。