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ナポリの休日 

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「Vedi Napoli e poi muori(意:ナポリを見ずして死ぬことなかれ)」という言葉があるらしい。17世紀初頭にはヨーロッパ一の大きさを誇った街ナポリ。現在は人口百万人程であるが、ヨーロッパでは普段見ないカオティックな雰囲気の中にギリシャ・ローマ時代からの文化の形跡を色濃く残す魅力のある街である。ナポリからおよそ20キロ離れたポンペイ遺跡にある有名なフレスコ画の修復作業が最近終了したと聞いて、週末旅行を計画した。

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イタリア人が自国の文化を大変誇りに思っているのは誰もが承知のところだが、私が特に感心するのはヴェネチア人はヴェニスを、ローマ人はローマを、ナポリターノはナポリをというように自分の地元をそれぞれ一番だと思っているらしいことである。今回もあのピザが発明されたのは他でもないここナポリであるという事や、旧市街には400近くもの教会があるのだという事を地元の人に教えてもらった。自分の街の文化に対する揺ぎ無いこの自信のほんの一部でもが日本人にあればと思う瞬間である。

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19世紀ヨーロッパの裕福な子息達はローマとナポリに遊学し、古代の歴史を学ぶのが常であったらしいが、なるほど確かに美術史の授業で習った作品達との感激な対面の連続であった。殺人を犯したためローマから逃亡しナポリで制作活動を続けた17世紀の巨匠カラヴァッジオの傑作やナポリ国立考古学博物館のファルネーゼ・コレクション、ポンペイ遺跡のモザイク・フレスコ画等は大学時代、特に感動してスライドを見つめていた作品である。

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今までの旅行先では自分のお土産に版画を求めることが多かったが最近は帯留になりそうなアンティークのブローチ等に目が行く。今回は翡翠のブローチに目が止まった。さらに今回は大理石の床を見て、帯の模様にいいのではないかと考えている自分に気づき、南イタリアで自分の着物熱の重度を再確認した次第である。
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